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​研究内容

マクロ経済学やミクロ経済学を代表とする近代経済学は、マルクス経済学のアイデアを多く受け継ぎ発展してきました。つまり、近代経済学の中には多くのマルクスのアイデアが含まれています。本ゼミではそのマルクス経済学について研究しますが、まず何が「マルクス経済学」であるかを考えなくてはなりません。例えば、世界経済危機や原発危機は近代経済学の危機でもあり、社会の在り方と経済学の在り方は根本的に問われてきています。

 

大西研究会では、マルクス経済学のエキスパートである大西先生の下、マルクスのアイデアを現代発生している社会問題に応用し、社会を数理化して考察を深めます。具体的には、ゼミ生が『社会を数理で読み解く(盛山和夫著)』を基に様々なアイデアを数理化し、格差の問題、権力の問題、互報性の問題、社会的ジレンマの問題、教育機会の不平等問題、差別の問題、集合的決定が引き起こす問題など多彩な内容について考察を進めています。

 

なお、上記は本ゼミで行われている内容であり、サブゼミでは学年の生徒達のみで『資本論』を輪読しています。

本ゼミについて

『研究内容』で述べたとおり、『社会を数理で読み解く』を用いて社会を数理化する基礎を学び、リアルタイムで起こっている現代社会の問題について、先生と生徒で意見を出し合い考察を進めます。本ゼミは水曜日の4,5時限に行われています。

 

担当者がプレゼンテーションを行う中、重要な点や疑問点を先制の解説を交えつつ確認しながら紐解いていきます。

サブゼミについて

こちらも『研究内容』で述べたとおり、学年ごとに『資本論』を輪読し、本ゼミに向けての基礎や応用できる力を身に着けています。サブゼミは年ごとにゼミ生達の都合が合う時限に設定されます。2019年度は月曜日の5時限に行われています。

夏合宿について

勉強もしつつ、遊びも交え、メリハリのある充実した2泊3日を過ごせます。勉強の内容は、主に各自が三田論で発表する研究の中間報告です。昨年は熱海、伊豆で行われました。2019年度は9月の上旬に房総半島で合宿を行う予定です。楽しみですね。

三田論について

三年生は各自が本ゼミで取り組んだ題材を応用し、自分なりに現代社会の問題を数理化し研究した成果を三田論で発表します。

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